
人生3度目の100キロウォークに参加してきました。
100キロを26時間以内に歩ききる100キロウォーク。
今回のコースは、小田原城址公園から明治神宮外苑までの道のり。
過去2回とも秋の参加だったので春参加は初めてでした。
でも秋とあまり変わらないだろうと舐めていました。
さらに昨年秋は、長距離の練習も夜通し歩く練習も体力づくりの登山も行いましたが、練習で膝を痛め、参加を辞退しようかと考えていました。
しかし本番当日の深夜に、なんか行けそうな気がすると思い始め、準備をして睡眠2時間でスタート地点に向かい、膝の様子を伺いながら歩き続けました。
最後のCP後にハイ状態になり、足の痛みがまったくなくなり普段通りスイスイと歩けて不思議な体験をしました。
数キロ無双した後、膝の痛みが戻りゆったりペースに戻り22時間13分でゴールしました。
そんな昨年に比べたら今年は行けるだろうと、例にもれず舐めていました。

昨年秋と違って、膝も痛めてないし、睡眠時間もばっちりだし、無理しないペースで歩けば完歩できるでしょ。長距離練習はほぼしてないぶっつけ本番再びだけど何とかなるはず!
100キロウォーク後の感想がどう変わるか楽しみですね(笑)
100キロウォークで一番つらかったこと
2024年5月18日はピーカンの快晴で暑さがとってもつらかったです。
最初の方は、足も痛くなく、暑さだけが敵でした。
コンビニに寄って時間をロスすることはしたくなかったので、持ってきた水と塩分タブレットとチョコレートでなんとか歩き続けました。
水だけでは暑さに負けると思ったので、途中の自販機で冷たいアクエリアスを買い、顔に当てたりして暑さに対抗してました。
道端の自販機はほぼ現金のみなので小銭をたくさん持ってきてました。
最初の方のコンビニは100キロ参加者でとっても混雑するので、道端の自販機での購入がおすすめです!
さらに今回の私は油断していましたが、ウィダーゼリーなどを凍らして持ってくると保冷材になり、溶けてくるとエネルギー補給もできて一石二鳥ですよ!
暑さ対策を怠っていた私は、頭痛や火照りの症状が出てきたので、CP2(35キロ地点)では木陰で15分ほど仮眠をとりました。
良い場所を見つけ、そよ風も心地よく、頭痛も無事に治まりました。
第2CP出発時点で、15:30。
暑さのピークは過ぎて、あとは日も落ちてくるので一安心。
信号で止まった時の過ごし方
100キロウォークは街中も歩くので信号もたくさんあります。
信号で止まった時にただ突っ立って青になるのを待つのはもったいないです。
ぜひストレッチしましょう。
私は膝が痛くなりやすいのですが、膝の痛みは太ももの前側にある大腿四頭筋のこわばりです。
大腿四頭筋を手でほぐしたり、片方ずつ足を膝から後ろに曲げてかかとをできる限りお尻に近づけます。
太ももの前面が伸びるところで数10秒キープします。
何かにつかまって支えながら行います。
100キロウォークでは疲れてふらふらのため倒れると危ないので。
屈伸はしない方がいいです。
1回目の参加時は屈伸がいいと思って信号で止まるたびに屈伸をしていたのですが逆効果だったように思います。
膝の完治まで1か月を有しました。
大腿四頭筋が硬くなると膝の痛みにもつながります。
逆に、大腿四頭筋がほぐれると、血流の改善や、膝や腰の痛みの軽減、けがの予防にもつながると言われています。
私の経験上、信号で止まってストレッチするだけでも足が少し回復します。
信号で止まっている時間を利用して、大腿四頭筋をほぐしましょう!
靴の重要性とマメ対策
長距離を歩く場合は、靴はとても大事です。
クッション性の有無で足の負担が全く異なります。
私の場合は3日間かけていろんな靴を試し、最終的にAltraというブランドにたどり着きました。
私が2回目と3回目の参加時に履いた靴は「Altra Paradigm 7」です。
高いクッション性と安定性があり、長距離ウォークに最適です。
外反母趾の私が一生履きたいと思う靴に出会えました。
Altraはとってもおすすめですが、実際に履いてみて自分に合う靴が一番です。
Altra以外のブランドだと、Onクラウドモンスター・アシックスゲルライド・HOKAボンダイ7などがあります。
長距離歩く際は、指先1cmの余裕が必要と言われています。
私も以前は24.5cmのスーパーで買った靴を履いていましたが、今はAltraの26.5cmです。
元の靴には戻れません(笑)
100キロウォークで私はマメに悩まされたことがありません。
マメの原因は蒸れだと言われています。
私は1回目参加時から、CPごとに靴下を脱ぎ、汗拭きシートで拭いて、新しい靴下に履き替えていました。
後から知ったのですが、蒸れ対策に靴下を交換するのがいいらしいです。
歩いているときに靴の中で頑張っている足をCPでは解放して、休憩後に新たな靴下に履き替えて、次のCPまで新たな気持ちで歩き始めましょう。
ペース配分
100キロウォーク中は、他の参加者を追い越したり、抜かされたりを繰り返します。
前に他の参加者がいると自分のペースが乱れそうになりますが、自分のペースを守ることが記録にも脚の負担軽減にもつながります。
無理して早いペースについていこうとすると脚に負担がかかりますし、ゆったりペースについていっても目指す記録は難しくなってしまうでしょう。
ただあえてその選択をすることも有りです。
今回の私はどちらも経験しました。
最初の方は参加者はほぼまとまっているので、狭い道では抜かすことはできずそんな時は、脚の休息時間だとしてゆったりペースに合わせてました。
今回の100ウォークでは第4CP(70キロ地点)から第5CP(88キロ地点)までが、膝も痛く眠気でふらふらで精神的に一番つらかったです。
早く第5CPに着いて寝たいと思い、ちょっとだけ頑張らないとついていけないようなペースの方に食らい付いて歩くことにしました。
私と同じような方々(寝たいかどうかはわかりませんが…)が3人ほどおり、計5人のグループで第5CP手前くらいまで歩きました。
5月19日の朝3:00ごろに第5CPに到着。
食らいつくのは少し大変でしたが、ゆっくりペースでいつまでもCPにつかないのも辛すぎるので、ちょっと無理して頑張ってよかったです。
昼間の暑さの疲労もあり、口が開いたゾンビ状態でなんとか歩いていました(笑)
ハット帽子だったので顔が見えずらかったのもあり基本全く気にせず、気にする気力もありませんでした。(笑)
参加者はみんな同じ方向を向いて歩いてますし、一般の方が向かい側からきても暗ければそのまま、ライトで明るければ口を閉じるくらいはしました。
参考程度に、私の基本のペースは1時間5キロです。
普段運動はしていませんが、元々歩くのが速いのでこのペースなのかなと思います。
自分の楽なペースを見つけてそれを保つことが大事ですが、時にはあえて、ペースを他の参加者に合わせるのも有りです。
今回の記録
今回の記録は、22時間3分でした。
休憩を平均40分とったにもかかわらず、意外とよかったです。
スタートから第3CPくらいまでは、暑さにはやられましたが、脚の痛みは感じず普段通りの歩きができました。
第4CPから第5CPまではちょっと頑張って前の方に食らいつき、ペースを落とすことなく歩き続けました。
第5CP出発直後から膝が痛かったですが、ゴールまで残り12キロを、2キロ20~25分のペースでモチベーションを維持しました。
ゴール付近の坂には心が折れそうになりましたが何とか歩みを進めてゴールに到着。
同じタイミングでゴールに到着した方2人と一緒にゴールテープを切れてめちゃくちゃ嬉しかったです!!
昨年はタイミングが悪く、ゴールテープを切れなかったので寂しかったです。。
今年は終わり方も最高で、達成感も半端ないです!
頑張った自分!めちゃくちゃ頑張った!

暑さが辛すぎてゾンビになった。でも初めてCPで仮眠とったりしてなんとか体調は崩さずにゴールまでこれた!今までで一番の達成感!頑張った自分!めちゃくちゃ嬉しい!
100キロウォークに挑戦したい方は参考にしてみてください。
とりあえず、いつも参加直後は辛すぎて、もう参加したくないと思っています。
でも時間が経ったらまた参加したくなってしまうんですよねえ。
今年は整形外科に行かずに、湿布で膝の痛みが回復しそうでほっと安心。
100キロウォーク挑戦する方は、次の日は必ず休みを取ってください…!


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