スカイダイビング体験記～後悔からの高揚～

航空機などで空の上に昇り、パラシュートで地上まで降りてくるスカイスポーツ「スカイダイビング」。ふと予約HPを見ると、休みの日に予約が取れそうでその日の天気も良かったので勢いだけでスカイダイビングに行ってきました。

スカイダイビングやってみたいけど、怖い…。でも挑戦してみたい。でも怖い…。天気も良いしこんなチャンスないかもしれない！もう思い切って行っちゃえ！

道中のミニハプニング

電車とバスで向かいましたが、持ち物を確認したところ、印鑑を忘れてしまったことに気がつきました。しかしすでに電車で半分以上は来ており、家に戻ると予約の時間に間に合わない。。。

今日は体験できないかもしれないことを念頭に置きながら、電話してみました。すると「拇印でも大丈夫です。」と優しい返事をいただきました。

大事な印鑑を忘れるという自分のポンコツさに呆れながらも、今日スカイダイビングができるんだと改めて実感しわくわくドキドキが再燃しました。

スカイダイビングに必要なものは、①印鑑②身分証明書③コロナ感染対策のための手袋（軍手も可）④動きやすく汚れてもよい服装と底がフラットなひも付き運動靴です。

スカイダイビングは一人で飛ぶにはライセンスが必要なため、初めての人はインストラクターと2人乗りのタンデム体験となります。ハーネスの装着やパラシュートの操作などはインストラクターがやってくれます。

私が今回申し込んだのももちろんタンデム体験です。

身分証明書と拇印で契約書を完成させて料金を支払うと受付が完了です。

受付でもらった感染対策用のネックゲイターをし、自分の順番を待ちます。

荷物は鍵付きロッカーに預け、鍵も最終的にインストラクターに預けます。

準備が整い、インストラクターが自分の担当体験者の名前を呼びそこで初めて顔合わせをしました。てきぱきとハーネスを取り付け、飛ぶときと着陸時の姿勢の簡単なレクチャーが始まります。

飛ぶときの姿勢はエビぞりのため数回エビぞりの練習をしました。さらに空中で肩をたたく合図をしたら手を広げるよう指示を受けました。

着地時はインストラクターが地面に最初につくため、体育座りの形で膝をしっかり固定し足を浮かすように説明を受けました。

装備も装着し、レクチャーも終わると、車で移動して航空機に乗り込みます。

落下地点までは20分ほどかかります。

航空機に乗って上昇しているときは「なぜ自分はここにいるのだろう」と少し後悔ぎみで緊張していました。

言葉数も少なくなっており、インストラクターが言葉を交わして緊張を解そうとしてくれたのが分かりました。

ドキドキしながらも航空機は上昇を続け、落下地点に到着しました。

今回の航空機にはライセンスを持った１人スカイダイバーたちも数名いたため、その方たちが元気に飛び出していきました。

楽しそうに飛び出していくのがとても印象的でした。

そしてほかの体験者がどんどん航空機から飛び出していく中、とうとう自分の番が来ました。

航空機の飛び出し口にインストラクターと一緒に移動し、軽くおしりを挙げて立ち、両手はハーネスをにぎります。

怖くてもインストラクターの方が一緒なので否応なしに飛び出しました（笑）

飛び出し直後はエビぞりのことしか考えていませんでした。言われたことができないと怒られそうだったのでエビぞりに集中しました。（笑）

しかし怒られるどころか降下中にエビぞりを褒めてくれました（笑）厳しい方だったのでほめてくれるのが以外でとっても嬉しかったです。

そのあと肩をたたかれ手を広げ、気持ちよく降下していきました。

降下時は思ったよりゆっくりで怖さはなく、「楽しい！気持ちいい！」と叫んでいました。

そしてインストラクターがパラシュートを広げ、ゆっくりゆっくり地上が近づいてきました。

パラシュート開花後はインストラクターの方との会話も楽しめる余裕が生まれました。無言が気まずかったのも事実ですが、インストラクターの方のスカイダイビングに対する愛を知ることができました。

着地も言われていた通り体育座りで足を浮かせ、スムーズに着地できました。

着地後は楽しさの余韻と達成感から興奮していました。

スカイダイビングの感想としては、想像していたより怖くなく楽しかったです。航空機から飛び出す時が一番ドキドキしましたが、降下中は思ったよりゆっくりでした。

後から知ったのですが、タンデム体験では減速用の小さなパラシュートを航空機から飛び出してすぐに開くそうです。そうすることで2人乗りでも１人でスカイダイビングするのと同じ程度の降下速度を維持できます。

あのぐらいの速度だったらまたやるのもありかもと思ったり思わなかったり（笑）

スカイダイビング体験に加え、一人スカイダイバーの方たちがなんとも楽しそうに航空機から飛び出していく姿が目に焼き付いています。みんなきらきら輝いていてスカイダイビングが本当に好きなんだと思いました。

男女共にワイルドでかっこよかったです。また１つ知らない世界を知れて嬉しいです。

スカイダイビングに興味ある方、怖い気持ちもわかりますが、一歩勇気を出してみたら楽しいですよ。挑戦してみることをお勧めします。